カウンセリング
利用について
お申し込みの前に、
ご確認いただきたい内容です。
相談者とここのば双方が、相談の目的・進め方・役割・利用上のルールについて
共通理解を持ち、安心して相談を進められるよう定めています。
カウンセリングスペース ここのば(以下「ここのば」)では、相談者とここのば双方が、相談の目的・進め方・役割・利用上のルールについて共通理解を持ち、安心して相談を進められるよう、本内容を定めています。
ここのばでは、困りごとがあることと、その人自身の価値を分けて考えます。困りごとがあっても、その人の価値が下がるわけではありません。
相談では、「誰が悪いのか」を決めることよりも、今、何が起きているのか。どのような背景が重なっているのか。これから何を選べるのか。を一緒に整理することを大切にしています。
以下の内容をご確認のうえ、ご利用ください。
1.ここのばのカウンセリングについて
ここのばでは、心理的な困りごとを、本人の性格や考え方、努力だけの問題として捉えません。
必要に応じて、主に次のような領域から状況を整理します。
① 心の状態
気分、不安、疲れ、身体の反応など
② これまでの経験・発達特性
これまでの経験、適応の仕方、得意・苦手、発達特性など
③ 家族・人間関係
家族、親子、パートナー、職場や学校での人間関係など
④ 暮らし・環境
生活状況、学校、職場、働き方、経済面、日常環境など
⑤ 医療・福祉・制度
受診、治療、福祉制度、支援機関、社会資源など
これらを一つずつ切り離すのではなく、複数の背景がどのように重なって現在の状態につながっているのかを一緒に考えます。
2.困りごとと、その人自身の価値を分けて考えます
ここのばでは、
- 働けない。
- 学校へ行けない。
- 気分が落ち込んでいる。
- 人間関係がうまくいかない。
- 誰かの支援を必要としている。
といった状態があっても、そのことによって人としての価値が下がるとは考えません。
困りごとについて整理したり、環境を調整したり、必要な支援を利用したりすることはできます。
しかし、その人自身の価値を修正したり、高めたりするために相談するわけではありません。
現在の状態について一緒に理解し、その人に合う方法や道筋を考えていきます。
3.これまでの生き方を、すぐに否定しません
現在は負担になっている考え方や行動でも、これまでの人生では自分を守ったり、周囲の中で生活したりするために必要だった可能性があります。
たとえば、
- 我慢する
- 周囲を優先する
- 期待に応える
- 弱さを見せない
- 一人で何とかする
- 人に迷惑をかけないようにする
といった行動を、単純に「間違った考え方」と決めつけることはしません。
まず、「なぜ、その方法が必要だったのか」を整理します。
そのうえで、「これまでは必要だったけれど、今の自分には別の方法が合うかもしれない」と、今の自分に合う方法を選び直せることを大切にします。
4.相談の基本的な進め方
ここのばでは、次の流れを基本に相談を進めます。
整理する
今起きていることを、言葉や図などを使いながら見える形にします。
理解する
なぜ現在の状態になっているのかを、心の状態だけでなく、経験、関係、環境、特性、制度などから考えます。
選び直す
今の自分にできること、環境側に調整が必要なこと、他の人や専門家に任せた方がよいことなどを分けながら、選択肢を考えます。
続ける
実際の暮らしで試し、合わなければ振り返り、もう一度整理します。
一度決めた方法を、その後も続けなければならないとは考えません。
試す → 振り返る → 整え直す ことも、相談の一部です。
5.「正解」を一方的にお伝えする相談ではありません
カウンセラーは、必要に応じて専門的な情報、見方、制度、選択肢などをお伝えします。
一方で、「これが正解です」「こうしてください」と、相談者の代わりに人生の答えを決めることを目的とはしていません。
たとえば、
- 「こういう見方もできます」
- 「今の状況では、このような選択肢があります」
- 「自分に合いそうなのは、どの方法でしょうか」
というように、一緒に整理しながら考えます。
最終的には、相談者自身が自分の状態を理解し、納得できる選択肢を選べることを大切にします。
6.相談を長く続けること自体をゴールにはしません
ここのばでは、相談を長期間継続していただくこと自体を目的とはしていません。
目指すのは、
- 自分の状態を理解できる
- 自分で整理できる
- 選択肢を比較できる
- 必要なときに人や制度を利用できる
- 必要がなくなれば相談を離れられる
という状態です。
「誰にも頼らず、一人でできるようになること」だけを自立とは考えません。
必要なときに、必要な支援を自分で選べることも、自分の暮らしを整える力の一つと考えています。
相談を続けるか、いったん終えるかについても、一緒に確認しながら決めていきます。
7.個人相談・家族相談について
個人相談では、相談者本人の心の状態だけではなく、暮らし、人間関係、職場、学校、制度等を含めて整理します。
家族相談では、「本人をどう変えるか」だけを目的にはしません。
必要に応じて、
- 本人の状態
- 家族自身の気持ちや疲れ
- 本人と家族それぞれが担うこと
- 家族だけでは担わなくてよいこと
- 関係や距離の取り方
- 医療・学校・福祉等に任せること
を整理します。
本人を支えることと、本人の問題をすべて家族が背負うことは同じではありません。
本人と周囲の双方が、それぞれの生活や責任を保てる関係を一緒に考えます。
8.初回相談について
初回相談は、45分/5,500円(税込)です。
初回相談では、現在の状況や困りごとを伺いながら、
- 今、何が起きているのか
- 何から整理するとよいか
- ここのばで相談を続けることが適しているか
- 医療・福祉・教育・就労支援等、他の支援を利用した方がよいことはないか
などを一緒に確認します。
初回相談を受けたことによって、その後の個別相談・継続相談を申し込む義務が生じることはありません。
初回相談のみで終了することもできます。
9.申込みと予約確定について
申込フォームの送信は、初回相談の申込み受付です。
フォームを送信した時点では、まだ予約は確定していません。
申込内容を確認後、原則3営業日以内に、
- 日程調整についてのご案内
- 必要に応じて事前に確認したい事項
をご連絡します。
相談日時を双方で確認した後、お支払い方法をご案内します。
所定の期限までにお支払いが確認できない場合には、予約について改めて確認させていただく、または予約を取り消す場合があります。
10.医療行為ではありません
ここのばは医療機関ではありません。
ここのばのカウンセリングでは、
- 医師による診察
- 医学的診断
- 治療
- 薬の処方・変更
- 診断書等の発行
を行うことはできません。
服薬の開始・中止・増減等の治療内容については、主治医等の医療専門職へご相談ください。
また、カウンセリングによって、
- 症状が必ず改善する
- 問題が必ず解決する
- 登校・復職・就職等が必ず実現する
- 特定の診断が得られる
といった結果を保証するものではありません。
11.医療機関・他機関との連携と紹介
相談内容によっては、ここのばだけで対応するよりも、医療・行政・福祉・教育・就労支援その他の専門機関を利用する方が適切な場合があります。
また、すでに他の医療機関、相談機関、心理職等から継続的な支援を受けている場合には、支援方針の混乱や重複を避けるため、現在の利用状況を確認させていただくことがあります。
必要に応じて、
- 主治医や現在の担当者へ相談する
- 現在の支援を継続する
- ここのばとの併用方法を整理する
- 他の専門機関を利用する
などを一緒に検討します。
精神科・心療内科等に通院中の方には、必要に応じて、主治医の有無、現在の治療状況、カウンセリング利用についての主治医の意見等を確認させていただく場合があります。
ここのばから主治医や関係機関へ連絡する場合には、原則として事前に相談者ご本人の同意を得ます。共有する情報は、目的に必要な範囲に限定します。
ただし、安全確保や法令上の必要性がある場合には、本人の同意なく必要最小限の情報を関係機関等へ提供することがあります。
必要な連携が確認できず、安全かつ適切な支援を行うことが難しい場合には、相談の開始・継続について改めてご相談することがあります。
他機関を利用していることだけを理由として、一律に相談をお断りするものではありません。
12.緊急時について
ここのばは、24時間対応の緊急相談窓口、救急医療機関、危機介入機関ではありません。
生命・身体の安全に関わる緊急性がある場合や、自傷・他害のおそれが切迫している場合には、ここのばからの返信を待たず、
- 119番
- 110番
- 主治医・医療機関
- 地域の精神科救急
- その他の緊急相談機関
等をご利用ください。
メール、公式LINE、申込フォームは、緊急時の相談・連絡手段としては使用できません。
緊急時には、安全確保や法令上の必要性に応じて、必要最小限の範囲で家族、医療機関、関係機関等へ情報を提供することがあります。可能な状況では、情報共有の理由や範囲について事前にご説明します。
13.秘密保持について
相談の中で知り得た内容については秘密保持を基本とし、正当な理由なく第三者へ開示することはありません。
ただし、次の場合には、安全確保や法令上の必要性等から、必要最小限の範囲で関係機関等へ情報を提供することがあります。
- ご本人または他者の生命・身体に重大かつ切迫した危険がある場合
- 虐待等について、法令に基づく通報・届出等が必要な場合
- 法令に基づいて情報提供を求められた場合
- 人の生命・身体・財産を保護するために必要で、本人の同意を得ることが困難な場合
- その他、法令上認められる場合
医療・福祉・教育・就労支援等の関係機関と情報を共有する場合には、原則として相談者の同意を得ます。共有する情報は、目的に必要な範囲に限定します。
相談者の同意なく、家族、勤務先、学校、支援者等から問い合わせがあった場合でも、原則として相談の利用状況や相談内容を回答することはありません。ただし、法令上認められる場合を除きます。
14.オンライン相談について
オンライン相談にはZoomを使用します。
できる範囲で、
- 周囲に会話を聞かれにくい場所
- 落ち着いて話せる環境
- 安定した通信環境
をご用意ください。
自動車等を運転しながらの相談や、安全を確保できない状態での相談はお受けできません。
公衆Wi-Fi等を利用する場合には、通信上のリスクがあることをご理解のうえご利用ください。
15.相談時間・遅刻について
相談は予約された時間内で行います。
相談者側の事情で開始が遅れた場合でも、原則として終了時間の延長は行いません。
遅れた時間分についての料金減額・返金は原則として行いません。
一定時間を過ぎても接続やご連絡がない場合には、無断キャンセルとして取り扱うことがあります。
詳細は「キャンセルポリシー」をご確認ください。
16.通信障害について
相談者側の通信環境、端末、Zoom等の事情で接続できない場合には、状況を確認しながら可能な範囲で対応します。
ここのば側の通信障害等により十分な相談時間を確保できなかった場合には、
- 再接続
- 相談時間の補完
- 別日への振替
- 必要に応じた返金
等により対応します。
17.録音・録画・AI利用について
初回相談では、ここのば側で原則として録音・録画を行いません。
継続相談等で、
- 録音
- 文字起こし
- AIを補助的に利用した整理・分析
等を行う場合には、目的、利用方法、保存方法、保存期間等を別途ご説明し、個別の同意を得た場合にのみ実施します。
本書への同意だけで、録音・文字起こし・AI利用へ同意したことにはなりません。
同意しないことだけを理由として、不利益な取り扱いを行うことはありません。
相談者側で録音・録画・画面収録等を希望される場合にも、事前にご相談ください。
双方の合意なく相談内容を録音・録画、配信、第三者へ公開することはご遠慮ください。
18.第三者の同席について
家族等の第三者が相談へ同席する場合には、原則として事前にお知らせください。
同席者にも、相談内容の秘密保持についてご配慮いただきます。
予定していない第三者が同席している場合など、安心して相談できる環境を確保できないときには、相談の進め方を改めて確認することがあります。
19.未成年者ご本人が相談する場合
18歳未満の方ご本人が相談者となる場合には、原則として保護者等の法定代理人の同意をお願いすることがあります。
ただし、年齢、理解力、相談内容、安全上の事情等を踏まえて個別に判断します。
保護者から、お子さまについて相談いただく「家族相談」とは取り扱いが異なります。
20.相談記録について
適切な相談を行うため、必要な範囲で相談記録を作成・保存します。
相談記録は会話をすべて逐語的に記録するものではなく、
- 主な相談内容
- 状況の整理
- 見立て
- 支援方針
- 経過
- 必要な連携事項
等を必要な範囲で記録するものです。
具体的な取り扱いについては「個人情報の取り扱いについて」に定めます。
21.メール・公式LINE等について
メールや公式LINEは、主に、
- 予約
- 日程調整
- 事務連絡
- 必要な案内
等に使用します。
原則として、メールやLINEのやり取りそのものを継続的なカウンセリングの場とはしません。
相談内容については、予約された相談時間内で扱うことを基本とします。
また、メール、公式LINE、申込フォームは緊急時の連絡手段ではありません。
22.安心して相談を続けるための境界について
ここのばでは、相談者とカウンセラー双方が、安全に、専門的な関係を保ちながら相談を進めることを大切にします。
そのため、
- 暴力・脅迫
- 著しい暴言・威圧
- 性的な言動や要求
- 差別的・侮辱的な行為
- 執拗な私的接触の要求
- カウンセラーや第三者の安全を脅かす行為
- 虚偽・不正によるサービス利用
- その他、専門的な相談関係を維持することが著しく困難な行為
がある場合には、相談の進め方を確認し、必要に応じて相談を中止・終了することがあります。
これは一方を責めるためではなく、相談者とカウンセラー双方の安全と役割を守るための境界として設けています。
必要な場合には、その理由をご説明します。
23.利益相反等について
相談者とカウンセラーとの間に、相談とは別の私的関係・職務上の関係等があり、専門的な相談関係を適切に維持することが難しいと判断される場合には、相談をお受けできないことがあります。
その場合には、必要に応じて他の相談機関等をご案内します。
24.料金・キャンセル・中途解約について
相談料金、お支払い方法、キャンセル、日程変更、返金、継続相談の中途解約等については、
等をご確認ください。
各ページの条件が食い違わないよう、同一内容で運用します。
25.本内容の変更について
法令、サービス内容、運営方法等の変更に伴い、本内容を改定する場合があります。
重要な変更については、ホームページ等でお知らせします。
原則として、相談時点で有効な内容を適用します。
26.同意について
初回相談申込フォームの、「『カウンセリング利用について』の内容を確認し、同意します」へのチェックをもって、本内容をご確認・同意いただいたものとして取り扱います。
内容について分からない点がある場合には、申込み前にお問い合わせいただくこともできます。
制定日:2026年8月27日
カウンセリングスペース ここのば