Traits & grey zone

発達特性・グレーゾーン

特性そのものと、
いま起きている困りごとを分けて整理します。

診断を受けている方も、受けていない方もご相談いただけます。
ここのばは医療機関ではないため、診断は行いません。

うまくいかないのは、
努力の量の問題ではないかもしれません。

まず、どこで何が起きているのかを具体的に確認します。

  • 不注意やこだわりで、生活や仕事に支障が出ている
  • 人との距離感やコミュニケーションで疲れる
  • 段取りや優先順位をつけるのに時間がかかる
  • 同じ失敗を繰り返していると感じる
  • 診断を受けるべきか、ずっと迷っている
  • 診断は受けたが、その後どうすればよいか分からない
  • 周囲にどこまで伝えてよいか判断がつかない
  • まわりに合わせることに、力を使い果たしている

ここのばでは「発達障害かどうか」を判断することはしません。診断は医療機関が行うものです。ここで扱うのは、いまの環境で何が起きていて、どこを調整すると負担が減るのかを具体的にしていくことです。

診断名が付いても付かなくても、困りごとは実際にそこにあります。グレーゾーンと言われる状態のままでも、整理はできます。

Traits and troubles

特性と困りごとは、
分けて考えられます

困りごとの多くは、特性そのものではなく
「特性と環境の噛み合い方」から生まれています。

特性そのもの

  • 感じ方、情報の受け取り方の傾向
  • 集中の向き方、切り替えの仕方
  • 得意なこと、続けられること
  • 苦手なこと、負担のかかりやすいこと
  • ※直す対象としては扱いません

いま起きている困りごと

  • 業務の進め方や量が合っていない
  • 指示や情報の伝わり方が噛み合わない
  • 休む前提のない予定になっている
  • 説明していないので配慮が届かない
  • ※こちらは調整の余地があります

同じ特性でも、環境が変われば困りごとの出方は変わります。ですので、ここのばでは特性を減らそうとするのではなく、噛み合っていない箇所を具体的に見つけて、動かせるところから調整します。

「あなたは○○タイプです」と型に当てはめることもしません。分類そのものは、日々の困りごとを減らしてくれないためです。

Background

特性だけを見ても、
説明がつかないことがあります

いまの状態には、
いくつかの要素が重なっています。

01感じ方・情報の受け取り方

音や光、複数の情報が同時に来る場面、あいまいな指示。負担になりやすい条件を具体的にします。

02これまでの適応の仕方

合わせるために使ってきた工夫や我慢を確認します。長く続けてきた分の疲れが重なっていることがあります。

03家族・人間関係

家庭や職場での役割、伝わらなさ、頼りにくさ。関係の側に負担が生まれていないかを見ます。

04暮らし・環境

職場や学校の仕組み、生活リズム、住まい。環境の条件そのものが噛み合っているかを確認します。

05医療・福祉制度

受診や診断、使える支援や相談先。必要に応じて、つながり方も含めて整理します。

たとえば「遅刻が続く」という一点でも、朝の身体の状態から見るのか、前日の疲れの残り方から見るのか、通勤の条件から見るのか、業務開始時間の決まり方から見るのかで、次にできることが変わります。

本人の意識や努力だけに原因を求めても、実際に動かせる部分が見えてこないことが多くあります。

A question to pause on
  • いちばん負担が大きい場面は、どんな条件がそろったときだろう?
  • 自分で工夫できることと、環境の側に相談が必要なことは何だろう?

条件を一つずつ思い出せなくても構いません。場面から一緒にたどれます。

About diagnosis

診断を受けるかどうかも、
整理できます

受けること・受けないことの、
どちらかを勧める場ではありません。

「診断を受けた方がよいのか」というご相談は多くいただきます。ここのばでは、診断そのものを目的にはしません。診断を受けると何が変わり、何は変わらないのかを一緒に並べて、ご自身で判断できる状態を目指します。

受診を選ばない場合でも、環境の調整や伝え方の工夫はできます。逆に、受診した方が整理が進むと考えられる場合は、その選択肢としてお伝えします。

診断・治療は行いません。
ここのばは医療機関ではありません。診断や医学的な判断は医療機関が行います。制度の可否や要件についても、確認先を含めて一緒に整理します。
What we sort out

ここのばで整理すること

特性を減らすのではなく、
噛み合っていない箇所を動かします。

01特性と困りごとを分ける

どこまでが持ち味で、どこからが環境との噛み合いの問題なのかを具体的に切り分けます。

02環境側の調整余地を探す

業務量、手順、情報の伝わり方、時間の使い方。動かせる条件があるかを一つずつ確認します。

03伝え方を整える

誰に、どこまで、どう伝えるか。伝えないという選択も含めて、無理のない範囲を一緒に決めます。

04疲れの出方を把握する

合わせるために使っている力の量を見ます。疲れが二次的な不調につながっていないかも確認します。

05受診・診断を考える

受診するかどうかを、判断できる材料をそろえたうえで考えます。決めないままでも構いません。

06使える支援を確認する

相談先や支援機関、利用できる仕組みがあるかを確認します。制度は現場で扱ってきた領域です。

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