Welfare systems

精神保健福祉制度

使えるかどうかの前に、
いまの状況を整理します。

制度の可否や要件は、窓口や医療機関が判断するものです。
ここのばでは、何をどこに確認すればよいかまでを一緒に整理します。

制度が分かりにくいのは、
調べ方の問題ではありません。

窓口も条件も分かれているため、一人でたどるのが難しい作りになっています。

  • 受診した方がよいのか、判断がつかない
  • 手帳や申請の話が出たが、内容が分からない
  • どこに聞けばよいのかが分からない
  • 支援機関の名前が多くて、選べない
  • 調べたが、自分に当てはまるのか分からない
  • 制度を使うことに、抵抗がある
  • 家族に関わる制度を、本人に代わって調べている
  • 一度断られて、そのままになっている

ここのばは行政の窓口ではありません。使える・使えないの判断は、窓口や医療機関が行います。ここで扱うのは、その手前です。いまの状況を言葉にして、どこに、何を聞けばよいのかまでを一緒に整理します。

また、制度の困りごとは制度だけで完結しません。体調、働き方、家族の状況、暮らしの条件が重なって、いま何を使えるか・使った方がよいかが決まります。ですので、制度の話だけを切り離さずに整理します。

担当するのは、精神保健福祉士として現場で制度を扱ってきた西村 力です。行政や就労支援を含め、現場での経験は20年以上になります。

Why it feels complex

分かりにくさには、
理由があります

制度は、ひとつの窓口に
まとまっていないためです。

01窓口が分かれている

医療、行政、福祉、就労。相談先が別々にあり、最初にどこへ行くかで案内される道筋が変わることがあります。

02名前が似ている

制度や機関の名前は似たものが多く、何がどれに当たるのかを外から見分けるのが難しくなっています。

03条件が一人ひとり違う

同じ状況に見えても、判断は個別に行われます。だからこそ、一般的な説明だけでは自分の場合が分かりません。

04情報が更新される

内容は見直されることがあります。古い情報のまま判断すると、実際の窓口の説明と食い違うことがあります。

05聞く相手で答えが違って見える

説明の粒度や前提が違うだけのこともあります。食い違ったときに何を確かめるかを整理します。

ですので、このページでは個別の制度の中身を説明しません。断定できるのは窓口だけだからです。代わりに、確認しにいくための材料をそろえるところをお手伝いします。

Using support

支援を選べることも、
自分を整える力です

「頼らずにできること」だけを
自立とは考えていません。

よく聞くためらい

  • 制度に頼るのは、甘えではないか
  • 自分より大変な人がいるのではないか
  • 一度使うと、抜けられないのではないか
  • 周囲に知られるのではないか
  • 説明できる自信がない

ここのばでの扱い方

  • 使う・使わないを決める前に、材料をそろえる
  • 比べたうえで選べる状態を目指す
  • 途中でやめる場合の考え方も一緒に整理する
  • 誰に何を伝えるかは、ご自身で決められる
  • 説明する内容を、一緒に言葉にする

ここのばが目指しているのは、制度につなぐこと自体ではありません。必要なときに人や制度を利用でき、必要がなくなれば離れられる状態です。使わないという結論になっても構いません。

「自分より大変な人がいる」という考えは、多くの方が口にされます。ここでは、他の人と比べて線を引くのではなく、いまのご自身の状況から考えます。

A question to pause on
  • いま困っていることのうち、自分の努力の外にあるのはどれだろう?
  • 確かめないまま「たぶん無理だろう」と決めていることはないだろうか?

制度に詳しくなる必要はありません。確認先を知っていれば十分です。

What we sort out

ここのばで整理すること

制度の説明ではなく、
確認しにいくための準備をします。

01いまの状況を言葉にする

困っていることを、窓口で伝わる形に整理します。うまく説明できないまま来ていただいて構いません。

02相談先の地図をつくる

医療、行政、福祉、就労。いまの状況で、どこから当たると近いのかを一緒に並べます。

03確認する項目を決める

窓口で何を聞けばよいかを具体的にします。聞き漏らしたときに戻る場所も決めておきます。

04使う・使わないを比べる

暮らしや働き方への影響も含めて並べ、ご自身で選べる状態にします。決めないままでも構いません。

05周囲への伝え方を考える

家族、職場、学校。誰にどこまで伝えるかを、無理のない範囲で一緒に決めます。

06断られた後をどうするか

結果が思うようにならなかったときに、次に何を確認するかまで含めて整理します。

制度の可否は、ここでは判断できません。
条件の適用や決定は、各窓口や医療機関が行います。ここのばでお伝えするのは、確認の進め方と、そのための材料の整理です。制度の内容は見直されることがあるため、最終的な確認は必ず窓口で行ってください。
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